開発を始めてから2ヶ月。アプリの形が見えてきた頃、避けて通れない問題に直面した。お金の話だ。

サーバー代は毎月かかる

ワンダフは無料で使えるアプリにしたい。でもサーバーのレンタル代は毎月かかる。ドメイン代もかかる。微々たる金額だけど、ゼロじゃない。ユーザーが増えればデータベースの容量も増える。いつかは何らかの収益が必要になる。

広告への抵抗感

正直に言うと、広告を入れることに強い抵抗感があった。自分自身、アプリで広告がバンバン出てくると萎える。特にラウンド中に使うアプリで、操作のたびに広告が挟まったら最悪だ。

ナイターラウンドで「使えん」と思った経験がある。あの時の苦しみは、操作性の問題だった。広告でさらにユーザー体験を悪くするわけにはいかない。

でも、続けるためにはお金が必要

冷静に考えると、自腹で運営し続けるのは持続可能じゃない。個人開発のアプリが消えていく最大の理由は「開発者のモチベーションが続かない」こと。そしてモチベーションが消える理由の多くは「お金にならないのに維持コストだけかかる」ことだ。

無料で使えることと、持続可能であることは矛盾しない。広告という仕組みを、うまく使えばいい。

「ラウンド中は広告を出さない」というルール

たどり着いた答えはシンプルだった。ラウンド中のスワイプ操作中には、一切広告を出さない。

広告を表示するのは、ラウンド前の設定画面、ラウンド後の振り返り画面、そしてトップページ。ユーザーが「操作に集中している最中」には絶対に邪魔しない。

ゴルフに例えるなら、スイング中に声はかけないけど、ティーグラウンドに向かう途中なら「いい天気ですね」くらいは許される。そんな感覚。

段階的なプラン設計

もうひとつ考えたのは、プランの段階設計だ。ゲスト(未登録)で1ラウンド分のデータを試せる。無料登録すればサーバーに保存できる。さらに分析を深くしたいなら有料プラン。

まず価値を体感してもらい、納得した人だけがお金を払う流れ。有料プランに入ってくれた人には広告を非表示にする。お金を払ってくれる人に広告を見せるのは筋が通らないから。

まだ怖いけど

正直、今でも広告を入れることには不安がある。ユーザーに嫌われるんじゃないか、体験が悪くなるんじゃないか。でも、何も収益がないまま個人開発を続けるのは、いつか限界が来る。

「邪魔にならない場所に、適度な量で」。このルールを守りながら、広告と上手に付き合っていくしかない。

個人開発者の「お金の話」はあまり表に出てこないけど、避けて通れない大事なテーマだと思う。同じ悩みを持つ人の参考になれば嬉しい。