ゴルフ仲間に「アプリ作ってるんだ」と話すと、みんな最初に聞いてくるのは「スコア管理できるの?」だ。

「いや、スコアは記録しない」と答えると、大体こう返ってくる。「え?ゴルフアプリなのに?」

92と88の差はどこにあるか

スコアを追いかける気持ちはわかる。前回92だったのが今回88なら嬉しい。でも、なぜ4打縮まったのかを説明できる人はあまりいない。

たまたまパットが入っただけかもしれない。たまたまOBが出なかっただけかもしれない。「たまたま」では、次のラウンドで再現できない。

スコアは「結果」であって「原因」じゃない。原因を知りたいなら、ミスの中身を見るしかない。

スコアを入れると、全部が「スコアアプリ」になる

開発初期、実は一度スコア入力欄を作りかけた。「あったほうがいいかな」という軽い気持ちで。

でも、スコアを入れた瞬間に設計が崩れ始めた。パー数の管理、ペナルティの計算、前半後半の集計、推移グラフ…。気づけばミス記録が「おまけ」になっていた。

危なかった。スコア機能を全部消して、最初の設計に戻した。

スコアアプリは世の中にいくらでもある。ワンダフは「明日の練習で何をすべきか」を教えるアプリでいい。

伸び悩みゴルファーに必要なもの

何年やっても90台後半から抜け出せない。練習場には通っているのに、ラウンドのスコアはいつも同じ。そういう人が本当に必要としているのは、スコアの数字じゃなくて「じゃあ何を練習すればいいのか」という具体的な指針だ。

シングルプレーヤーの神様たちは、自分のミスの傾向なんてとっくに把握している。でも僕ら伸び悩み組は、漠然と「ドライバーが悪い」と思っていても、実際にデータを見ると意外なところに弱点があったりする。

変だと言われても

ゴルフ仲間には今でも「変なアプリ」と言われる。でも、ラウンドデータを見せると「お前、バンカーの脱出率低すぎじゃない?」とか、具体的な話になる。変でもいい。使ってもらえれば、価値は伝わるはずだ。